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【10月26日】栗といちじく

今日は久々に、いとよし3人での打ち合わせでした。
今年いっぱいの企画をどうしましょう、という相談だったのですが
本題に入る前がついつい長くなってしまう私たち。

今日もスタッフ手作りの、栗の渋皮煮といちじくを甘く煮たお茶請けで
ひとしきり盛り上がりました。

一度にどのくらい作るの?どんなお砂糖使ってるの?いちじく煮たの珍しい、
忙しいのに頑張るね、などなど、お菓子一つで話が止まりません。

いちじくを煮たのは、スタッフのおばあさまがよく作ってくれていたそう。
そういうのって、体に入ってるのよねぇ、と先生。
「私は東京育ちだから、不利なのよ」だそうです。

私は田舎育ちだけど、畑も田んぼも全然経験してないですよ、と言うと
「やってなくても入ってるのよ」と、確信した様子の先生。
確かに作ったりはしていないけど、畑に囲まれて育った私は
緑と土はいっぱい、人やお店は少なめの環境で
冬はからっ風の土ぼこりに吹かれ、夏は誰よりも黒く日焼けして
親戚がたくさん持ってきてくれる旬の野菜に、もう飽きたとか言ってました。

確かに東京育ちとはだいぶ違う環境。
畑の真ん中で育ったというだけで、確かに何か「入ってる」のかもしれません。
今となってみれば田舎のいいところばかり目につきます。

栗といちじくをごちそうしてくれたスタッフを次に待っているのは、柿の仕事。
毎年、田舎での干し柿作りに精を出しています。
自然相手の難しさ、そのための助け合いや知恵。そんな話を彼女から聞いていると
農という仕事が、人としての幹を太くしてくれるのかも、という気がします。

それにしても、美味しかった栗といちじく。
ごちそうさまでした。

双子みたいな栗といちじく
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