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【10月25日】月がふくふくと

ちょうど1週間前の日曜日、稲刈りをした日は新月の2日目。
ほそーい月が夜にでてきて、この細さも素敵だなと思っていました。

高橋先生から、新月から3日目までに収穫したお米は
水分が少ないのでカビが生えたりせず、保存にも向いているという話がありました。

昨年のお月見ワークショップの時は、新月の時と満月の時に摘んだ茶葉で
味の違いを飲み比べしてみたんです。
やっぱり、新月のお茶はキリッと、満月のお茶はふくよかな印象で
面白いなぁと思っておりました。

その時のお米は今日も元気に干されているはずですが
お月さまは日1日と太ってきて、半月を少し過ぎたお月さまが今日はでていました。

29日は旧暦の9月13日で、十三夜にあたります。
昔は十五夜に対して「後(のち)の月」と呼ばれて、どちらもお月見をしていました。
十五夜はほぼ満月なのですが、十三夜はあと少しで満月というところ。
十五夜が中国から入ってきた文化なのに対し、十三夜は日本独自の行事なんです。

完全なものではなく、少しかけたことに美を見出す。
日本人の美意識がよく表れているような気がします。

お天気続きの最近は、お月さまもドラマチックに美しく見えます。
月を見上げてその形の変化を楽しむのも、またいいものです。

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