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【1月24日】落ちている言葉

さむい、寒すぎる今日の東京です。
結局雪の姿はちらとも見ることはありませんでしたが、
お昼までは冷たい雨がしとしと降り続いていて、私も湯たんぽと仲よくしながら過ごしていました。

このままどこにも行かずこもろうか、とも思いましたが
はたと向田邦子展が今日までではないか、と気がついてしまいまして。
混んでませんように、と祈りつつ、重い腰を上げて出かけることにしました。

会場の青山のホール前まで来たら、ぐるっと行列が駐車場の方へと伸びていて
来るなら朝イチだったか・・と思いつつ、広めに間をあけて列に加わりました。

会場に足を踏み入れれば、ついこの前までその辺で仕事していたと錯覚するような
息遣いを感じる原稿、写真、手紙、徹子の部屋、ワードローブなどの数々。
その足跡を辿ると、うちの母より一回り以上も上なのに
会社の憧れの先輩のように、すごく身近に思えてきました。

中でも目を引いていたのが、空から言葉が降ってくる展示。
白く長い紙に邦子の作品の言葉が書かれていて、小泉今日子さんの朗読とともに
高い天井から1枚ずつ降ってくるのです。

それを取ろうとする人(1枚だけもらえます)、読もうとする人がいて
私も立っていたのですが、降ってくる言葉をタイミングよく取ることはできず。
床に落ちた紙をぼーっと見て、取れないなーと思ったりしていたのですが
天から自分に落ちてくるのも巡り合わせだけれど、ふと目を留めたところにある
というのも巡り合わせじゃないかなと思って、1枚手に取りました。
選ぶ、というのは違う気がして、よく見ずに何の気なしに手に取るつもりで。

「美しくなくてもいい、最後まであきらめずに、勇猛果敢に生きてやろう」

寺内貫太郎一家の中の言葉です。有名なのでなんとなく知ってはいるけれど
ドラマとして見たことはありません。
でも、なんというか私にぴったり。もちろん美しい方がいいんですけどね笑

会場はとても混んでいたので、ゆっくりはせず
ささっと出てきた感じでしたけれど、行ってよかった。

寒い日だけど、心にちょっと火が灯ったような。
人の心を豊かにするクリエイティブな仕事、エンターテイメント業界、
コロナ禍でつらい状況ですけれども、本当に応援しています!

ヒュルリと1枚飛んでます
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