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【1月15日】2度目のお正月

今日15日は「小正月(こしょうがつ)」です。
元旦を「大正月」というのに対して、「小正月」と言いますが
大正月が儀式的であるのに対し、小正月は農耕をベースとした身近な行事です。

15日といえば、昔の暦では満月の頃。
行事も元は15日のものが多く残っていますよね。

月の暦は農耕との結びつきが強く、暮らしに深く根ざしています。
五穀豊穣を祈願して作られる、餅花や繭玉。「成木責め」といって、
果物がきちんと実るように木を人のように扱い、おかゆを食べさせたり脅したり
する風習も残っている地域もあります。面白いですね。

小正月の行事食は、小豆粥。お豆を静かにコトコトと煮ているときに
そういえば実家では石油ストーブの上でお豆も煮ていたなと思い出しました。
やかんでお湯を沸かしたり、焼き芋焼いたりもしてましたねぇ。懐かしい。

小豆粥を出したら、息子が「給食みたい」と。
なんと、学校給食で小豆粥!?と思ったら、お赤飯だったらしいです。
それでも小正月の日に、小豆を使ったものを出してくれるなんて素晴らしい。

小豆の赤は厄除けの色。無病息災を祈って食べます。
鏡餅の残ったものをこんがり焼いて、一緒にいただきました。

無病息災、いまほどこの言葉を近く感じたことはないかもしれません。
病にもウィルスにも悩まされず、元気で過ごす1年となりますように。

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