【1月15日】小正月、ふたたび
初回ワークショップのテーマ、餅花とどっぷり仲良くしていた日々から
1年経ったと思うと感慨深い今年の小正月です。
思いついて、去年の今頃のブログを眺めてみるとおもちのことだらけ。
おもちが好きだ、鏡餅が固い、丸めてます、おかきが美味しすぎる・・
もはや、もちブログ。笑
でも未熟な私の頭に、行事のひとまわりが入ってきたのも
こうしてブログを書いているおかげだったりもします。
今年は、お正月に餅花を作ったのですが
小正月は農耕のお祝いの色が濃いので、枝を結ぶ紐を麻縄にかえてみました。
いとよしは、今年も田んぼでお米を作る予定なので、豊作を祈念しつつ。
素朴で、ぐっと農事の雰囲気になります。
昔は月の暦だったので、15日は満月だったんですよね。
豊穣を祈るにはぴったりで、その日付にも納得感があります。
この日の行事食は、小豆粥。
小豆の赤が邪気を祓う色として、無病息災を祈って食べられてきました。
無病息災という言葉。最近ちょっと使うようになりました、私。
以前、大河ドラマで将軍が妻に向かって「息災か」と聞く場面があって
息災って、そういう風に使うのか〜!と驚きました。
つまりは「元気?」ってことですよね。
そう思うと、無病息災という難しげな言葉も身近になりました。
ということで、小豆粥、いただきましょう!と思ったものの
早朝から外出で、小豆を入れてお粥を炊くという優雅な時間なぞは
どこにも見当たらない本日の私。
そこで、黒米入りのごはんにお水を足してぐつぐつと。
後から粒あんを忍ばせまして、即席小豆粥にいたしました。
なんちゃってですけど、ほんのり甘くてなかなか美味しかったです。
できないときは無理をせず、気持ちだけ汲んでちょっとやってみる。
そんな気軽さで、行事を楽しむのもいいなぁと思います。
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