【6月3日】生きているもの
この前、田植えの打ち合わせに行った時に、畑を見せてもらいました。
参加してくださる皆さんの、お野菜の収穫体験の下見をしたわけですが
この農家さんが気のいい方で、試しに抜いてみては「持ってきなよ〜」と、すぽすぽ。
もう一人のいとよしさんと、とれたての人参を分けっこして、他にもいろいろ分けっこしていただいてきました。
この人参の葉っぱがきれいなことと言ったら!
すみずみまでピンと葉をのばして、背筋の伸びたスレンダーな美女といった感じ。
抜きたては、人参の香りもぷうんとしました。
家に帰ってからも、まだまだしおれません。
とってもみずみずしくて、これはどうやって食べたら美味しくいただけるのか、と悩んだ挙句
シンプルに揚げよう!と、人参の葉っぱのかき揚げとなりました。
お味は、言わずもがなですよ。風味のあるものが苦手な子どもも、パクパクもぐもぐ。
サラダにした人参もしっかりと濃く甘い味がして、なんか違うんです。美味しさが。
田舎育ちの野菜大好きの私をここまで唸らせるのは何か、と考えると
やはり採れたて!この点に尽きると思いました。
もともとの育ちのよさももちろんあると思いますが、
さっきまで畑で生きていたもの。みずみずしさをみなぎらせて生きていたもの。
その力強さになんだか心を打たれるものがありました。
ごはんを食べて、その力をいただいて、元気に生きる。
いやー、すごいなぁ。生きてるってすごいなぁ。
人だって虫だって野菜だって。
すごいことです。ほんと。
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