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【8月1日】葉月になりました

旧暦の8月を葉月と呼んでいました。
今日は旧暦では7月1日。本来でいうと文月になったところですね。

8月で葉月と聞くと、葉が生い茂る時期だからと思いたくなりますが
葉が落ちる月、というところから葉月となったという説が有力だそうです。
今の暦でいえば9月から10月にかけてが葉月となるので、それも納得です。

ちなみに、旧暦は月の暦なので、日付と満ち欠けが連動しているんです。
今日は1日ですから「朔日」。訓読みで「ついたち」。「月立ち」という音から来ています。
月のサイクルのはじまりの日なので、月が見えません。
一方、満月は15日。月を見ると日にちがわかるような暦だったんです。
自然とともに生きていた暦だったんですよねぇ。

もう一人のいとよしさんと打ち合わせをしているときに
普段から植物を探すようになったという話をしたんです。
ビワの木はないか、椿は、柊はどこか近くにあるのかな、とか
蓬やススキはどこにあるか、とか。いとよしあるある。
ワークショップの材料で使ったりするので、何とはなしに探してみたりして。
そして子どものサッカーの応援のついでに蓬を摘んでみたりして。
変わったお母さんですよね。笑

そんな彼女が会社の近くに、梶の木があったの!といって
手帳にはさんだきれいな梶の葉を見せてくれました。
若い同僚の方々も、この落ち葉だったらきれいですよ!と一緒に探してくれたそうです。
都心にいても、なんだかほっこりするエピソードです。

打ち合わせをしている間に、ふと梶の葉を見ただけでも、
なんだか気分がほぐれる感じがするんですよね。
ちょっとしたことですけど、こういうことが日々の中にあるっていいなぁと
しみじみしたのでした。

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