【11月4日】思わぬ展開
しつらいのお稽古をしていると、日常生活ではあまり見ることのない野菜などに
お目にかかることがあります。
最初に驚いたのは、仏手柑(ぶっしゅかん)という柑橘系。
これが本当に手のような形をしているんです。以前、あさイチで紹介された時に
博多華丸さんが「フライドポテトみたい」と言っていて、笑ってしまいました。
確かに、色も緑から黄色に変わるんです。指の見立てがフライドポテト笑
つくね芋も、売っているのを見たことがなかったものです。
根が「つく」ことを祈って、田植えのシーズンのしつらいに使ったりします。
そして、こんにゃく芋。こんにゃくはしょっ中食べますが、そのお芋となると
なかなかお目にかかれることはなく。
「ん」がつくので、運盛り、というしつらいに使います。冬至の頃にいんげん、
人参や銀杏など、「ん」がつくものと一緒に盛るのです。
盛った野菜や果物は、「直会(なおらい)」といって、下げていただきますが
こんにゃく芋は始末に困って、昨年は庭に埋めてみました。
そしたら、暖かくなってきた頃に急に芽を出し、割と太めの茎がスーッと伸びて
にぎやかに葉っぱをたくさんつけました。
ある時成長はピタッと止まり、涼しくなった頃に青々しかった葉が黄色くなり
このまま置いておいてもな、と思って掘り出してみたのです。
そしたら、なんとみずみずしいこんにゃく芋が!
埋めた時より大きくなったのか小さくなったのかもよくわかりません。
皮が分厚かった印象だったのに、皮が薄くてなんだかフレッシュなのです。
掘ったらこんなのが出てくるとは予想外。
これはせっかくですし、自宅でこんにゃくにしてみようかと!
ネットで調べてみると、固めるのに重曹だとちょっと分離してしまうようで
水酸化カルシウムとやらを買わないといけない模様。
いやー、まさかこんにゃくを作ろうと思う日が来ようとは。
水酸化ナトリウムの入手でちょっと停滞していますが、はてさてどうなることか。
できたらこちらでアップしますね。