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【5月1日】神さまプリーズ

はじまりました。皐月。コロナでもなんでも月日は過ぎて行きます。
5月を皐月と呼ぶ理由については、これまた諸説ありますが
多いのは田植えに由来するものです。

「さ」が耕作や神霊を意味する古語、早苗を短縮したものなどの説がありますが
日本人の大事なソウルフードのお米作りが始まる時ですから、
田植えが月の名前の由来となるのは、とても自然な気がします。

ただ、今年は田植えにコロナが障害となっているそうです。
感染拡大を防ぐため帰省の自粛が求められている今、田植えをするのに必要な
人出を確保することが難しくなっているのだそうです。

今はグローバルで動いてきた様々な物流が変化しているとき。
日本の食糧自給率の低さも問題になっています。
最初に外出の自粛要請が出た時に、店頭から姿を消したのはお米でした。
確かにお米食べておけば大丈夫という感覚、ありますよね。
他の食糧と比較すれば、お米の自給率は飛び抜けて高いですが
自然災害でもないのに、お米の収穫を心配するような事態が起こるなんて・・
既成概念がひっくり返るようなことが、これからも続くのかもしれません。

昨日は卯月八日。旧暦では4月8日で、花を摘んで高く掲げて、田の神さまを
山から呼ぶ「天道花」という習わしがあります。

今年は皆さんとはできないので、ひっそりと一人で。
どうかどうか、全国の田んぼが無事に稔りを迎えられますように。

思いが届きますように
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