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【3月13日】終われば春が

今日も暖かな1日でした。
気がつくと、庭の梶の木から縮こまりながら新芽が顔を出しています。

今、まさしく奈良、東大寺の二月堂ではお水取りが行われているところ。
お水取りが終わると春が来る、と言われるこの行事。
燃え盛る松明(たいまつ)が有名ですが、本来は修二会(しゅにえ)といい、
僧が仏の前で罪を懺悔し、世の平和などを祈念する法会です。
なんと奈良時代から一度も途切れることなく続き、今年で1269回目だとか!

この法会では、僧によってお堂に飾る椿の造花が作られます。
赤・白・黄の染めの和紙を使った良弁椿(ろうべんつばき)。春の花です。

2週間続くお水取りは、15日未明まで続きます。
今年も壮大な松明(たいまつ)の火を一目見ようと、マスク姿でたくさんの人が詰めかけているようですよ。

春が来て、桜もほころび始めて。
ウイルスもそろそろ幕引きとしたいところです。

 

本物もいいけど和紙もいい
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