toggle

【2月19日】春を育てる

ひな祭りの講座に使おうと思って、少し前から春のものを集めたり探したりしています。

しつらいでは植物をよく使うのですが、今探しているのは母子草。ハハコグサと読みます。
名前だけだとピンと来にくいですが、実際に見てみると、その辺でよく見かけるような草なのです。

探してないとその辺にあるのに、いざ探すとどこにもないのが野草あるある。
ないない、と目を皿のようにして探したところ、3日目の本日発見いたしました。

昔は当たり前のように身の回りにあったものが、姿を消したり季節がずれたりで
とても手に入りにくくなっています。
なんだかなぁ、といつもボヤきながら材料集めに精を出しているわけですが。

昔は、ひな祭りの時に母子草を使って草もちを作っていたんだそうです。
母子を切ったり潰したり、というのが縁起が悪いとかで
次第に香りも色も強い蓬が使われるようになったと言われています。
母子草を使うと色もお味も、蓬のものよりやさしいんだそうですよ。

他にしつらいでよく使うのは、ふきのとうや菜の花。春を感じますよね。
お花屋さんでお花を買ってこなくても、テーブルで楽しむなら食用で十分です。
菜の花も1つ2つ取っておいて、水を入れたグラスに挿しておくと
きれいな黄色い花が楽しめます。

ふきのとうも、新鮮なうちに茎を少し切って水につけ
暖かいところにおいておくと、ふわーっと開いてくるそうです。
これは私も今実験中。
明日はどうなっているか、楽しみです。

 

センターが母子草です
関連記事