【9月12日】そこにいるだけで
涼しい1日でした。
白露(はくろ)に入って、本当に秋になってしまったんだなぁ・・
という日が続いています。
先日のワークショップの後に、ご縁があって梶(かじ)の木をいただくことになりました。
梶、と聞いてわかるあなた、さすがです。
私はしつらいを学ぶようになって、初めて知りました。
桑の葉に似ていますが、造形が本当に美しいんです。
平安時代には、七夕に梶の葉に和歌を書いて供えたりしていました。
紙が貴重な時代に、梶の葉に短冊の代わりだったんです。
いとよしでも願いごとを書いて楽しみました。これで来年の七夕はお願いし放題。笑
庭に到着したばかりなのに、最初からそこにいたかのような佇まいで
なんだか嬉しくなりました。
譲ってくださった方の「1年を通して梶の木の姿を楽しんでね」との言葉に
そうか、七夕だけじゃなく梶の木はずっと生きてるんだよなぁと
当たり前のことに気づいたりして。
そういえば、お盆を過ぎてもほおずきはまだまだ元気にオレンジの実をつけています。
これも身近にないとわからないことですよねぇ。
特に何するわけでもなく、近くにいるだけで感じることもある。
なんだか日本ぽいですね。この感覚。
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