【1月6日】芹(せり)が生える頃
小寒の最初の七十二候は、芹乃ち栄う(せりすなわちさかう)。
芹が生えてくる頃、という意味です。
明日の七草がゆにも欠かせない、せり。子供の頃に、母に連れられて田んぼの畦に摘みに行った記憶があります。田舎ならでは、ですよね。小さい頃からあの香りが大好きでした。
七十二候は、ほぼ5日ごとに入れ替わっていく暦で、自然の動きを細やかに表しています。
普段そこまで自然に触れることがない私には、季節を知る教科書みたいなもの。昔の人の繊細な観察眼に驚きます。
今は芹を摘みに行くこともできないですが、青々とした芹と水の冷たさははっきりと覚えています。
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