【6月28日】茅の輪を訪ねて
気づけばもう6月も終わろうとしています。
令和3年、もう半分経過とは、相変わらず月日の過ぎるのが速いこと。
上半期が終わろうという時に気になる行事は、やはり夏越(なごし)の祓え。
お正月を迎える前にきれいになったはずの心と体も
半年経てば、知らず知らずのうちに穢れが溜まっていようというもの。
ということで、その穢れを人の形をしたヒトガタや形代(かたしろ)に移して
祓い、残り半年の無病息災を祈ります。
ヒトガタに穢れを移して祓うのは、1年のいろいろな場面で登場しますが、
夏越といえば、やはり大きな茅の輪くぐり。
この大きな茅の輪を左回り、右回り、左回り、とくぐって厄を祓います。
以前facebookで、友人がとんでもなく大きい茅の輪の写真をUPしていました。
埼玉の家の近所では茅の輪を見たことがなかったので、
土地土地で、茅の輪の作られ方もずいぶんと違うのだと思います。
最近は出かけた先に神社があると、あるかなーと茅の輪を探してしまいますが
今日立ち寄った御嶽神社さんには、なんと木曽檜の茅の輪が!
茅の輪、と言っていいのか迷うところですが、茅の輪くぐりと書いてあったので
そういうことでよいのでしょう。
木曽御嶽山にあやかって、木曽檜を使って作っているのだとか。
ちなみに先週寄った神社にも茅の輪があったのですが
やけにきれいだと思ったら、なんと草色のビニールの紐でできていました。
今は作るのも大変なんですかね。よく見るとしめ縄もビニール。切ない・・
ということで、まだ本物の茅の輪に巡り合えていない私。
皆さんも神社の近くを通ったら、ちらりとのぞいてみてはいかがでしょうか。
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