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【8月26日】いま、聞こえてくるもの

23日に、二十四節気は「処暑(しょしょ)」へと移り変わりました。
もう夏の暑さも収まり始めます。

犬の散歩に行くようになって、朝と晩に必ず外に出るのですが
だいたい同じような時間なので、季節の変化を如実に感じます。

日が暮れるのが少しずつ早くなってきて、18時半を過ぎると暗くなり始め
以前は風もなく漂っていた空気が、だいぶ涼やかになってきました。
何より、その頃にはもう公園の近くを通ると鈴虫の大合唱。
初秋の訪れを、音で感じます。

散歩の途中、犬が座って動かなくなることがあります。
行こう、と声をかけて歩き出してくれることもありますが
テコでも動きません、みたいなことも多くって。そんな時、どうします?

私は余裕のあるときは、しばし一緒に立ち止まることにしています。
そしてその待つ時間、よーく耳を澄ませて何の音が聞こえるのか探します。
普段意識しないけど、よく聞こえるのが鳥の声。
遠くを走る電車の音、自転車のペダルの音。

生活の音って面白くて、「今」を切り取った音なんですよね。
ずっと聞こえる音はなくて、生まれては消えていく。
まさしくその持ち主が生きてる音。

そんなことを考えると、このちょっとの間がとても贅沢に感じます。
音を味わう。なかなか素敵な時間です。


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