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【4月24日】江戸のゆるキャラ?

SNSを中心に、アマビエが大人気です。ご存知ですか?
半人半漁の妖怪で、その絵を描いて他の人に見せると疫病が静まると言われています。
江戸時代に肥後の国(今の熊本)で現れた妖怪だそうですが、その絵がなんとも味があっていい。
ヘタウマな感じで、上手に描かないとというプレッシャーがないです笑

最近はお菓子ができたり、横浜駅の駅員さんが描いて構内に張り出したりして
依然としてアマビエ人気、あるようです。
疫病の時にこういう神頼み的なものが出てくるあたり、時代がどんなに進んでも
目に見えないものを畏れ敬うDNAがまだあるんだなぁと感じます。
ワクチンや薬がなかったら、ゆるキャラみたいなんて言ってないで
真剣に絵を描いて友人や家族に見せ合っていたんでしょうね。

東京では、感染者の数も少し緩やかになったような模様。
みんなガマンして家にいる成果ですね。
そういえば、ホットケーキミックスや、小麦粉、イースト、バターなど
品薄でなかなか手に入りません。
残念と思いますけど、そうやって家でみんなで工夫して過ごしている、と思うと
空の棚にもワンチームを感じるのでした。

 

アマビエ(『肥後国海中の怪』京都大学附属図書館蔵)
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