【7月2日】半夏生
7月1日は半夏生(はんげしょう)。七十二候も半夏生となりました。
ほぼ5日間で変わってゆくのが、七十二候。
刹那の季節が次から次へと移ろい、1年がぐるりと回ります。
なかなかスムーズには読めない3文字ですが、半夏という植物が生えることから
半夏生ず。白い花の咲くドクダミ科の植物です。
7月1日の半夏生は、雑節(ざっせつ)といい日本だけの風習です。
昔は農耕の節目となる日で、この日までに田植えや畑仕事を終わらせるという
目安だったのだそうです。
この時期に降る雨は、「半夏雨」と言いますが、大雨になりやすいのだそう。
確かについ先日、大雨に見舞われた地域もたくさんありましたね。
田植えした稲が四方八方に根付きますように、という願いを込めて
近畿地方などを中心にタコを食べる風習があります。
田植えをするときは稲がひょろひょろして、ちゃんと植えられたのか不安になりますので
根付きますように、と祈りたくなる気持ちはよくわかります。
思わずタコ、食べたくなります。笑
他にも、うどんや鯖など地方によって食べ物もさまざまだそう。
行事食のようにその日にちなんだ食べ物は、願かけになっていることが多いので
その由来もちょっとわかると面白いです。
物の持つ力を食べることでいただく。その辺も日本らしさを感じます。
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