【12月21日】探してわかること
先日、しつらいのお稽古でお正月の餅花を作りました。
餅花といえば、記念すべきいとよし第1回ワークショップのお題。
水の量を変えたり赤の色味を変えたり、何回となくお餅をついたことが懐かしく思い出されます。
実は先日のしめかざりのワークショップの時に、餅花を用意して
皆さんに見ていただくのもいいな、なんて企んでたのです。
が、案の定そんな余裕はありませんでしたねぇ。
悪あがきして、当日の朝にお餅もついてみたりしましたが
そのまま会場へと出発してしまい
帰宅後に夫が「なんなの、あのお餅」と。「食べていいの?ダメなの?」と。
そりゃ、察してくれと言っても無理がある。笑。
餅花をつける、行李(こうり)柳も買ってあったんです。
その時に、昨今の習い事事情が垣間見えまして。
どのお花屋さんに行っても、だいたい店先に柳はないんです。
聞くと、お店は違えど「お稽古終わりだからないんですよ。もう松に変わります」とおっしゃるんですよね。
??? でも何軒か聞くうちにわかりました。
お客さんが、生け花のお稽古でお使いになるので、仕入れるんだそう。
残りを見せてもらっても、枝ぶりがうーん、というのが多く、うーん、という顔をしていると、「今はお稽古する人が減っちゃったから、作る人もやめちゃうんですよね。前よりいいのが少なくなった」んですって。
こんなところにも日本文化の担い手、作り手の後継者問題があろうとは…。
大きなことはできないけれど、今年も行李柳に餅花をつけよう。
そう思う年末なのでありました。
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