【9月10日】十日の菊
ことわざで「六日の菖蒲十日の菊」というのを聞いたことはありますか?
私は息子の受験のテキストで初めて知って
小学生がここまで理解するなんて無理でしょう、と悔し紛れに思った覚えがあります。笑
もし聞いたことがなくても、「六日の菖蒲」あたりで少し連想できるかもしれません。
菖蒲といえば、端午の節句に登場しますよね。5月5日の。
つまり、六日の菖蒲は1日遅れだということがわかります。
同じく、昨日の9月9日は長寿を願う重陽の節句で、別名を菊の節句とも呼びます。
つまり「十日の菊」にしても1日遅れになるわけですね。
ということで、役に立たないものを意味することわざです。
突然「お母さんそれじゃ十日の菊だよ」と小学生のお子さんに言われても
余裕の微笑みで会話を続けましょう。笑
といっても、新暦の9月9日は菊にはちょっと早い季節。
旧暦の9月9日だと、今年は10月14日。菊まつりなどがちょうど始まる頃です。
菊のシーズンは、10月中旬から11月ごろなんですよね。
昔も「残菊の宴」といって、その後も美しく咲く菊の花を楽しむ酒宴が
旧暦10月5日(今年は11月9日)に行われたそうです。
今は仏様のお花のイメージが強いですが、昔はとても人気があった菊の花。
品種もとても豊富なので、好きな菊を集めて生けてはいかがでしょう。
菊は長寿を表すので、アレンジメントにしてプレゼントするのも素敵です。
新暦では終わっていますが、旧暦ではこれからの重陽の節句。
10日過ぎてもまだまだいけますよ〜。
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