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【7月1日】祇園祭はじまりました

京都では、本日から1ヶ月にわたって祇園祭が行われます。

日本三大祭りの一つであり、絢爛豪華なイメージもあるお祭りですが、
名物の一つに粽(ちまき)があるのをご存知ですか?

粽と聞くと食べもの?と思いますけど、これは笹の葉で作られた厄除けのお守り。
いろいろ種類があるようですが、西の方でよく見る、細長い粽の形をしています。
京都の人は玄関先に一年中飾っておくそうで、私も京都の知人に教えてもらいました。

もともと祇園祭は八坂神社のお祭りですが、はじまりは千百年ほど前。
流行していた疫病を神さまに鎮めてもらうことを目的に始まったそうです。

八坂神社の祭神スサノヲノミコトが旅先で、蘇民将来にあたたかなもてなしを
受け、
お礼に、疫病から守るための目印として腰につけさせたのが、茅の輪。
それが粽の由来になっているそうです。

ん?茅の輪というと、最近よく出てきましたね。
そうです。祇園祭の由来は、夏越しの祓えとつながっていたんです。
7月31日の「疫神社夏越祭」を最後に、祇園祭は終わりとなります。

今は新暦になったので、日にちで合わせて6月30日に夏越しを行うところも多いですが
もともとは旧暦でしたから、祇園祭のように月遅れで行うところもあります。
お盆も7月だったり、8月だったりいろいろですよね。七夕もそうです。

一度は行きたいと思いながら、まだ見たことのない祇園祭。
お祭りも見るだけで十分楽しめますが、そんなこともちょっと知っていると
またおもしろいなと思います。

手元に祇園の粽の写真がないのが、残念!


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