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【2月15日】有の2時間後

半年くらい前から、書道を習っています。

小学生の頃の習い事では、そろばん・ピアノと並んで当時の人気御三家。もれなく私もお稽古に通っておりました。

行事に興味を持つようになり、日本のいろんな習い事に関心はあるんですけど、もう1回やってみたいと突き動かされたのが書道。日本庭園を眺めながらゆったり墨をする。そんな素敵な教室にも恵まれて、月に一度紙と筆と硯に向き合う贅沢な時間を過ごしています。今日はほころんだ梅を見ながらのお稽古でした。

たいへんに大雑把にできている私ですが、書道に関してはちょっと別人。
子どもの頃に仕込まれた習性なのか、妥協せずきちんした一面が自分にあることに驚きます。
今日書いた字なんて「有」の一字のみ。納得できずブツブツ言いながら有有有有の2時間で、先生も呆れ顔笑。

最後、「何を書くか、文字を選ぶ力をつけることも大事ね」という話になりまして。課題の漢詩から春の入った4文字を抜き出して、一枚だけさらさらと。

「有」の山の後だからか、うまいヘタ関係なく、最後の一枚は書いてて気持ちよかったなぁ。
お手本がない方が、自由になれる。
とか、ちょっと深そうなことを考えたりもしましたが、取り立ててオチもなく今日は終わります。

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