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【1月16日】実家に帰らせていただきます

小正月の翌日、1月16日は「藪入り(やぶいり)」といって、商家にご奉公に出ていた人や嫁いだ娘さんが実家に帰れる日だったそうです。7月のお盆の翌日もそうで、やっぱり盆と正月というのが、中心だったんですね。
日曜日の休みもなかった時代ですし、今のように好きに帰れたわけでもない。

「藪入り」という落語。ご存知ですか?
私、結構好きなんです。落語。「藪入り」は息子が奉公先から帰ってくる日の噺。
3年ぶりに息子が帰ってくるんです。それを待ちわびる夫婦の様子がなんともいいんですよねぇ。

私の実家は、2時間くらいで帰れるところにあるので、2ヶ月に一度くらいは顔を出すんですが
「疲れるから大したことはできないけど」と言いつつ、もてなそうとしてくれるんです。
大変だから何もしないで、と言うんですけどね。娘としてはありがたいけど心配。

逆に子どもが家を出たら、そうなるのかな?想像してみると、やっぱり何やかんやと世話を焼きたくなりそう。
だとしたら、元気なうちは言葉に甘えるのも親孝行なのかな。
と、藪入りの日に昔の人も考えたりしてたんでしょうか。

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