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【10月29日】無患子ってなーんだ?

読めます?無患子。

ちょっとチコちゃん風に問いたい気分になりましたが、それはさて置き。
知っている方にはなんてことないこと質問ですが
なかなか現代人でスラスラ読める方は少ないのではないでしょうか。

「子が患わ無い」で無患子。
子どもが病気をせずに元気で過ごせますように、という願いのこもった文字ですが
「むくろじ」と読みます。

「むくろじ」と聞いて、「ああ、お正月の羽根つきで使う羽根の固いところね」
と言える方は素晴らしいです!

はてさて、なぜ今日はむくろじの話かと言いますと、12月の講座の先生をしていただく
斎藤さんからむくろじの実をお借りしたのです。

斎藤さんは、藁細工のみならずいろいろステキなものを手作りされるのですが
お正月飾りにつける小さなお飾りも、全てご自分で製作されるのです。

その一つに、小さな小さな羽根つきの羽根があります。
それも、むくろじの実から黒くて固い種を取って、3色の羽根をつけるところから手作りなのです!

私は初めて見ました。むくろじの実。
中を開けるとあの黒い種が入っています。すっごく固いんですよね。
羽子板でつくと、カーンといかにも固そうな音がします。

羽根つきも、昔のお正月の遊び道具としか思っていませんでしたが
子どもたちの遊びの中に、成長を祈る意味がこもっているんですね。
なんだかいいなぁ。

そんな目線で身の回りを見ると、まだまだ知らないことがたくさんありそうです。

小さな種に小さな羽根が、丁寧についています

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